近年,生命が持つ多様な機能の有効利用技術は,農学,工学,医学等の分野で進められ,その成果は将来の人類社会に大きく貢献するものと期待されていることから,応用生命科学コースでは,高度な専門知識を活かして,生物工学的アプローチによる生物資源のヘルスサイエンスへの応用,製品化によってバイオ産業の育成と経済の発展に貢献できる能力,及び高安定性・高機能性の化合物の分子設計において,AI等の他分野の手法を活用する方法を学び,ヘルスサイエンスに応用できる新しい化合物の開発に貢献できる高度な専門知識と技術を身につけた人材の養成を目指す。
また,修得した生物資源の高度利用に関するバイオサイエンスの知識と技術について,演習や実習並びに複数教員や他の学生とのグループ討議により議論を深めることにより,協働力やリーダーシップに関する能力を修得するとともに,自らの研究成果とその応用についてゼミナールや学会での発表,並びに,その応用的展開により,コミュニケーション力や実践力を培う教育を行う。
●中心的な学問分野
生命科学分野,医化学分野,生物化学工学分野
●修了後の進路
発酵醸造業,製薬系企業,化学系企業,食品関連企業(生産・研究・商品開発),化粧品産業,医用工学系企業,ベンチャー起業,公務員,商社等