自己点検・評価self_inspection

体制・部局規則

生物資源産業学部自己点検・評価委員会規則 〈PDF〉

 

はじめに

 生物資源産業学部は、幅広い知識と視野を養うことで、食品・医薬・農林水産業等の分野における新たな市場ニーズの発見や、既成概念に囚われない新産業を創出し、生物資源を活用した地方経済の発展に貢献できる人材の育成を目標としている。
 そのためには、バイオテクノロジーを基軸としたヘルスサイエンス、フードサイエンス、アグリサイエンスを学び、その知識・技術を横断的に活用することを身につけさせるだけで無く、ビジネスに必要な経済関連科目や特許及び生物資源に関する法規といった科目を学ぶことも重要である。
 このため本学部では、経済学に関する科目を充実させることで、商品開発や経営等に必要な基礎知識を身につけることができるカリキュラム編成となっている。
 また、インターンシップを必修化することで、大学で学んだ知識を社会の中で活かす経験を提供し、学習の深化を目指している。
 この報告書は、本学部の今年度の取組状況を確認・評価し、次年度の改善に繋げることで、本学部の目標達成に貢献することを目的とする。

 

自己点検・評価の実施

 徳島大学では、FD活動の一つとして、学生による授業評価アンケートを実施しており、学生の意見を授業へフィードバックすることによる教育方法の改善や、学部等の自己点検・評価に活用している。
 昨年度の自己点検・評価では、平成30年度前期と令和元年度前期の評価結果の比較においては、どの評価項目についても高評価となっていた。また、それまで低い評価が続いていた、「自主的な学習時間」についても、年度を追うごとに着実に評価が上がってきており、担任との面談による指導等を継続するとともに、総合研究実験棟に自習スペースの整備を行うことで、学生の学びをバックアップする環境を整え、更なる改善を目指すこととしていた。
 今年度は、それらを踏まえて、昨年度と今年度のアンケート結果を比較・考察するとともに、令和元年度に設置完成年度を迎えた本学部の教育活動全体について自己点検・評価を行った。

 

【授業評価アンケート結果の考察】

 今回考察の対象としたアンケート集計結果を別紙に示す。
 令和2年度前期は、令和元年度前期・後期いずれとの比較においても、ほぼすべての項目において、高評価となっている。特に、「授業の分量」、「授業のレベル」、「授業の進度」及び「授業への出席」の項目において評価が高く、また、前年度との比較においても、評価の上昇幅が大きいことから、授業が適切に実施されるとともに、授業改善に向けた取組みが結実していることがわかる。
 一方で「自主的な学習時間」の項目は、他の項目と比較すると依然低い値であるが、前年度に比べると大きく改善しており、クラス担任との面談による教育・生活指導や自習スペースの整備を通した学習環境の向上による成果が上がっているものと考えられる。
 なお、前年度と比べ、「教員とのコミュニケーション」の評価が唯一下がっているが、これは、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、多くの授業がWebで実施され、学生の登校が制限されたことが一因と考えられる。来年度以降も、引き続きWebによる授業が継続される可能性が高いことを踏まえ、学生が教員とのコミュニケーションをとりやすい環境をどう確保するかが課題である。

 

【外部評価】 

 学部設置から4年を経過した今年度は、第1回の外部評価委員会を開催した。大学に関する高い見識を有する学外の委員に、本学部の教育・研究、運営、将来計画等について評価いただき、将来構想、教員組織、施設整備、研究推進、国際交流、入試制度及びカリキュラム等について幅広い観点から以下のような提言を得た。自己点検・評価委員会においては、これらの提言の必要性・緊急性及び各種委員会で行うべき改善点について検討した。

 

提言の内容

  • 教員組織は4箇所のキャンパスに分離するが、常三島以外のキャンパスには教員数が少ない。教育の質を保証するため教員の増員が必要。教員増が見込めないならば、重点教育項目の明確化、相互履修による講義の合理化による教員負担の軽減、削減可能な学部事業の洗い出し、人員配置の見直し等による効率的組織運営と業務改革が必要。それには人材マネジメント部を組織し、鳥瞰的で実務的な視点を与えることも考えられる。
  • 学部としてのアイデンティティーの醸成と教育研究活動の集約のために学部棟が必要。
  • 連携研究による地場産業の活性化への努力が見られるが、活性化した研究の実用化と論文にする努力が必要。
  • 海外研究者や留学生の受け入れ、学生の海外派遣等グローバルな教育・研究の活性化が必要
  • 教育・研究・管理体制・地域連携等について、学部の自己点検、将来像の見える化、将来構想が必要。

 

【総括】

 令和2年度はコロナ禍となり、年間を通してほとんどの授業が遠隔となった。授業担当教員は、パソコンで提供する授業コンテンツを作成し、成績を評価するにも工夫が必要であった。このような配信型授業で学習効果を上げるには 魅力的なコンテンツを提供することに加え、単なる視聴に終わらせないために、自主的学習に誘導する必要があった。今回のアンケート結果で「自主的な学習時間」のポイントが改善した背景には、小テストやレポート等、各回で宿題が課されたことがあるのかもしれない。そのような自主的な学習は理解を深めることに効果的であり、受講生の「内容への興味」「今後に役立つか」といった項目への高ポイントに繋がったのかもしれない。
 また、それまで情報機器等を用いた授業に消極的であった教員も遠隔授業を実施する必要性に迫られ、新たな工夫を凝らすようになったのではないかと考えられる。このことを通して、授業スタイルがアップデイトされた結果、このような教員側の授業改革が「教員の熱意」として高評価に繋がった可能性がある。
 本学部は昨年度完成年度を迎え、本年度、外部評価者からの提言とこれまでの反省点を踏まえ、カリキュラムやインターンシップ制度等大きな改革を行ったばかりである。新カリキュラムは来年度より施行されるが、このようなアンケート調査を引き続き行うことで、改革の効果を検証し、よりよい授業を目指したい。    
 本年度、実施された外部評価では、カリキュラムやインターンシップ制度の他に組織運営や学部棟建設及び将来計画の必要性等に関する多くの指摘と提言があった。これらの指摘と提言は外部からでなければ得られない貴重な内容で、早急に取り組むべきものばかりであった。各提言に対する対応委員会は既に割り振られ、検討が始まっている。本学部の教育と研究の発展のためには外部評価委員会からの提言に真摯に向き合い、改善への不断の努力を重ねてゆかねばならない。

 

 

授業評価アンケート結果の比較

設問内容

令和元年度

令和2年度

評価値の差

前期(a

後期(b

前期(c

(c)-(a)

(c)-(b)

シラバスの明示

3.92

4.08

4.25

 0.33

0.17

授業の分量

4.16

4.31

4.51

0.35

0.20

授業のレベル

4.22

4.34

4.63

0.41

0.29

内容への興味

3.84

3.89

4.12

0.28

0.23

今後役立つか

3.96

4.04

4.35

0.39

0.31

教員の熱意

4.01

4.10

4.30

0.29

0.20

説明の仕方

3.84

3.95

4.06

0.22

0.11

授業の進度

4.16

4.27

4.65

0.49

0.38

聞き取れたか

4.02

4.13

4.17

0.15

0.04

板書の字や図

3.90

3.99

4.23

0.33

0.24

教科書や教材

3.96

4.08

4.25

0.29

0.17

学生への応対

3.68

3.75

3.75

0.07

0.00

授業環境

4.05

4.15

4.23

0.18

0.08

シラバス利用

3.38

3.46

3.58

0.20

0.12

目的の理解

3.71

3.80

4.04

0.33

0.24

授業への出席

4.08

4.15

4.52

0.44 0.37

自主的な学習時間

2.86

2.71

3.28

0.42

0.57

教員とのコミュニケーション

3.52

3.62

3.53

0.01

-0.09

内容の理解

3.77

3.85

4.04

0.27

0.19

総合評価

3.85

3.99

4.08

0.23

0.09

  

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