学部長メッセージmessage

 生物資源産業学部は、平成28年4月に徳島大学では30年ぶりに設置された新学部です。

 これまでの農学系学部とは異なり、「産業」という言葉が入っています。生物資源を巧みに活用し、新しい産業の創出につながる研究の推進と、その担い手となる人材の育成を進めています。生物資源は、農林畜水産業の一次産品、微生物、培養細胞等の多岐にわたり、食糧、医薬品原料、エネルギー源等として、人々の生活に欠かせないものです。また、生物資源には未だ見出されていない優れた機能や成分が存在していると考えられ、生物資源は大きな可能性を秘めた資源であると言えます。

 しかし、一次産業の後継者不足や国際競争力の低下など、生物資源に関する産業は多くの問題も抱えています。そのため、一次産業を持続可能な成長産業とすることが必要です。また、一次産業を支える労働者の環境は充分とは言えず、地域の過疎化の要因の一つになっています。この点においても、地域資源の活用により地域から世界へ貢献する新産業の創出が求められています。

 2015年のニューヨーク国連本部における「国連持続可能な開発サミット」で、17の目標からなる持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)が採択されましたが、その中には、(1)飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する(2)持続可能な消費と生産のパターンを確保する(3)海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する(4)陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、等の目標があり、本学部の目指す目標は人類の幸福と安寧に繋がる重要なものと言えます。

 本学部では、前述の目標を達成するため、バイオサイエンス、フードサイエンス、アグリサイエンス等の先端技術に加えて、経済学、経営学、知的財産、商品開発等の科目編成により、生物資源から新しい食糧・医薬品等の開発・事業化を目指した人材育成を進めています。そのためには、学内の連携はもとより、国、自治体、企業との連携が必須であり、何卒ご支援の程、お願い致します。国土が狭く資源の少ない日本は科学技術立国として人材こそが日本の将来を支える原動力です。教職員一丸となって、しっかりとした教育研究を進めてまいります。

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